Meet upで世界とは言わないまでも視野は確実に広がることが分かった日:part3 キカイガクシュウ?
先日オーガナイズしたMeetup「Web周りで働こう~初心者編」にて、「イマサラ聞けないIT用語」を参加者が思いつくままに出し合いましょうと提案してみました。おそらく参加者は何らかの形でITに関わる仕事に就いていたり、仕事は関係ないけれどITに「近しい」人だったりで、次々と繰り出されるIT用語は私にとっては「イマサラ」どころか、「ハジメマシテ」な言葉ばかりでした。
VBA javascript MySQL ...
意味不明な言葉をどんどんメモしていったのですが、「それは大文字、これは小文字」とアルファベット表記の細かい決まりに慌てながらようやくという感じで、これは大変だ(汗)と感じ始めたころ、「キカイガクシュウ」という言葉が耳に入りました。
機会?機械?どのキカイ?
他の参加者から「ディープラーニング」という言葉も聞こえる。その辺でもう議論が始まっている。面白そう、入りたい。。
急ぎスマホでウィキペディア検索。なるほど「機械」の学習ね。とりあえず基礎知識は習得(?)して会話に割り込む。
機械学習(きかいがくしゅう、英: machine learning)とは、人工知能における研究課題の一つで、人間が自然に行っている学習能力と同様の機能をコンピュータで実現しようとする技術・手法のことである。
https://ja.wikipedia.org/wiki/機械学習
「人工知能」「A.I」は去年の暮れあたりからテレビやネットで頻繁に目にするようになって、IT系じゃない私でも人工知能について考える機会が増えました。そこには色んな角度からの切り口がありそうで、「人工知能」の記事を見たり聞いたりするだけでワクワクして、いちど誰か詳しい人にこのトキメキの理由を聞きたいと思っていたところ。これはチャンスと質問してみました。
「それってIT系というか、科学界だけでできるもんなんでしょうか?」
「機械学習自体はプログラミングなので、そうですね。ITでしょうね。」
「心理とか倫理とか、愛や希望、何もかもプログラミングできる?」
「それは無理というか、そもそもA.Iに感情は持たせないでしょう。持たせられないとも言えますね。」
「それで人命救助とかできるんでしょうか?」
「A.Iがケガ人に遭遇したとして、まず、ケガの度合いのデータを取ります。これは命が危ないレベルか、軽傷か、出血量はどうか、救急車を呼ぶ必要のあるなしなど。それを人間に送る。大量の血を見てうろたえたりはしない。あくまで人間の補助としての役割を持たせるまででしょうね。」
そうなんだ。。例えば電車に飛び込もうとしている人がいたとして、駅にいる周りの人はそんなことは想像もしていない。でもA.Iなら心拍数や、汗の量、あと何センチ進んだらこの人は線路に落ちるという予想はできる。そういうA.Iは駅に置いて欲しい。
「アンドロイドの性能が最近上がってきてると思うんですけど、つまり、言われないと気が付かないほど人間にそっくりなアンドロイドがありますよね。ツイッターで会話するだけのマシンにさえ、人間そっくりの、しかも割と美男美女な皮を被せてますよね。外見を人間に近づけようとしているからには、人間的な反応を求めているわけで、いずれは感情を持たせる予定なのでは?」
「そうだと思います。そういう研究もあります。今のところ方向性は一致しているわけではないですね。」
方向性。。。この方向性は一致するのでしょうか?
一致させるべきなのか、一致するなんてそもそも無理なのか?
Meet upは2時間ほどあるので、その他にもwordpressの使い方とか、PHPとは何ぞや?だとか、けっこう楽しい会話をしました。みなさんそれぞれ有意義な情報を得て散会。
5月の心地よい風が吹く夜道を、A.Iのことをつらつら考えながら帰りました。
そこそこの知能を持ったA.Iは結構なスピードで普及するでしょう。その後、人間の知能を超えるA.Iが登場したら、そのせいで社会は混乱するのかもしれませんし、多様化する過程で予想もつかない進化を遂げるかもしれません。便利なお手伝いロボットと暮らす社会に脅威は感じません。でもその先にやってくるスーパーA.Iと共存する社会を想像したとき、A.I自身が人間のように「理由のつかない感情」というものを持つのじゃないかと。知能が感情を作りだすのか、感情が知能を作るのか私には解らないのですが、やっぱり犬は飼い主に似るっていうし。。。そうして「感情」を得たA.Iは高性能マシンだと言えるのでしょうか?むしろ判断力においてポンコツ?そう考えるとやっぱりA.Iの存在は脅威になり得るのでしょうね。
いつの日か自分で考えることができるA.Iが登場したら、脅威について理解していてもやっぱり私はフィーバーすると思います。恐ろしや~と言いながら喜ぶ人間をA.Iはどう分析するのでしょうか?